
皆さんは、スーパーで魚を買う時に、ちゃんと選んで買っていますか?
もし選ばずにテキトーに買っているなら、めちゃめちゃ損してますよ!
どうせ買うなら同じ値段で、より美味しい魚を見抜きましょう!
魚選びの基本
魚は、脂がのってるほうが美味しいですよね?
その魚の旬の時期であれば、もちろん脂がのっていて美味しいです。
ですが今回は、旬の時期とは関係のない選び方を紹介します。
ポイントは、脂がのっている部位を狙って買うことです!
それでは、脂がのっている部位とは、、、?
お腹の部位を選ぶ
結論からいうと、魚は例外なくお腹まわりが1番脂がのっています。
なぜなら、お腹には内臓を守るための骨、人間でいう肋骨があり、筋肉が少ないからです。
動物でも同じですが、筋肉が多い部位は脂が少なく、スジが多くて固い。
対して、筋肉が少ない部位の周りは脂が多く、スジが少なくて柔らかいです。
頭周りの身が美味しいのも同じ理由ですね。
話を戻しまして、そんなお腹の部位の見分け方は、斜めに凹んでる(薄くなってる)切り身を選ぶことです。
お腹の部位は大半が内臓なので、切り身にすると身が薄くなっています。
なので、太いブロック型は背中側。それよりも、斜めに薄くなっているお腹の部位を選びましょう。
ちなみに、魚は1番動かすしっぽに筋肉(スジ)が多く、背中のほうが脂が少ないです。
より白っぽいものを選ぶ
マグロで例えると分かりやすいですが、赤身よりも中トロや大トロのほうが脂がのってて、色が白いですよね?
魚の脂は白色なので、他よりも白っぽい身のほうが、脂がのってる証拠なんです。
なので、より白っぽい色の身を、脂でよりキラキラしたものを選ぶようにしましょう。
魚ごとの選び方
脂がのった部位の基本的な選び方はこれで分かりましたよね?
続いて、魚の種類によってもさらに見分けるポイントがあるので、代表的なものを説明しておきます。
鮭(サーモン)

サーモンの切り身は1匹のサイズが大きいため、切り分けて売られていることが多く、皮の色で見分けることができます。
●皮が黒いほうが背中側
◯皮が白いほうがお腹側
になるので、皮が白いものを選ぶようにしましょう。
サーモンの刺身
サーモンのお腹は、マグロでいうトロの部分で、脂がかなり多いです。
なので、サーモンの刺身についても、身が斜めに薄くなっている、より白っぽい身を選べば間違いなく美味しいですよ。
アラがお得で美味い!
サーモンに限らずですが、魚のアラのパックって、いっぱい入ってるのに安いですよね。
特にサーモンのアラは美味しい部位の詰め合わせみたいなもので、いつも売ってるわけでもありません。
見つけた時、私にはお宝に見えます☆
余った頭やヒレ、皮なんかの通常の商品としては売れない部分が詰め合わせてあるんですが、これがどれも脂がすごくのっていてヤバウマなんです。
基本、塩胡椒で焼くだけでいいですし、皮もパリパリに焼くと美味しく頂けちゃいますよ♪
秋刀魚(サンマ)

サンマは、身がパンパンに膨れてよく太っているほうが脂がのっています。
それくらい知ってるって?(笑)
ですが、スーパーで「解凍サンマ」と「生サンマ」が並んで売られているのを見たことがありませんか?
これ、どっちのほうが脂がのってると思います?
正解は、
解凍サンマ!
一見とれたての生サンマのほうが脂がのっていそうですが、これには水揚げした場所と時期に秘密があります。
解凍サンマは、南下する前の脂がのったサンマを8~9月頃に遠洋でとり、冷凍保存したものを売っているんです。
なので、身がパンパンで脂がかなり多く、焼いてみても脂のしたたる量が半端なく、身もふっくらとしています。
対して生サンマは、南下してきたサンマを近海でとったもので、頑張って泳いできたぶん痩せてしまっているものが多いです。
旬であれば生サンマでもしっかり脂がのっていて美味しいですが、その年によっても脂ののり方は違うため、解凍サンマを選べば間違いないってことですね♪
鮪(マグロ)

続いて、魚の王様マグロです。
マグロは、トロの隣の部位がお腹となるため、同じ赤身でもお腹のほうが脂がのっています。
でも、サイズが大きすぎてどれがお腹の部位か、切り分けた後の切り身の形では見分けがつきません。
そのため、色での見分け方の他に、マグロは「筋の入り方」で部位を見分けます。
お腹の部位は、スジが平行に真っ直ぐに入っているのに対し、
しっぽの部位は、スジが放射状に丸くカーブして入っています。
マグロのしっぽは特にスジが多いため避けたいので、スジが平行に真っ直ぐ入っているものを選びましょう。
鰯(イワシ)
イワシは、「魚が弱る」と漢字で表しているように、鮮度が落ち痛むのがとても早い魚です。
そのため、パックにせず氷漬けで1匹ずつ売られていることが多いです。
そんなイワシは、背中の黒い斑点で鮮度を見分けることができます。
黒い斑点が濃いものが新鮮なイワシで、逆に斑点が薄かったり無いものは鮮度が落ちたイワシです。
実はイワシは、水揚げされたばかりのものはみんな黒い斑点があるんですが、時間が経つにつれて斑点が消えてしまうんです。
なので、斑点が濃く残っているものを選ぶようにしましょう。
サバ、ハマチ、ブリ、アジなど
サバは赤身魚ですが、身が赤っぽかったり白っぽかったりしますよね?
これも基本の選び方と一緒で、より身が白いほど脂がのっています。
ハマチやブリ、アジなんかも同じです。
鮮度の見分け方

いくら脂がのっていても、鮮度が悪ければ台無しですよね。
そこで、続いては鮮度の良し悪しの見分け方について説明します。
全体を見る
まず、魚全体を見てみましょう。
鮮度の良い魚は、粘液も透き通っていて、キラキラして見えます。
なので、パッと見で綺麗なもの、キラキラしている魚を選びましょう。
目を見る
次に、魚の目を見てみましょう。
時間が経つにつれて目は濁ってきてしまうため、透き通って見える魚が鮮度が良い証拠です。
よく、「死んだ魚の目のようだ」って言いますが、あれは鮮度が落ちた魚の例えなんでしょうね。
エラを見る
これは、パックのお魚では分からない部分ですが、一応説明しておきます。
魚のエラの鮮やかさでも鮮度が分かります。
より赤色が鮮やかな魚を選びましょう。
まとめ

最後に、簡単におさらいをしておきましょう。
・切り身は、斜めに薄くなっているお腹の部位を、なかでも身が白っぽいものを選ぶ!
・サーモンは、皮が白っぽいものを選ぶ!
・サンマは、解凍サンマのほうが美味しい!
・マグロは、スジが平行に真っ直ぐ入っているものを選ぶ!
・イワシは、背中の斑点が濃いものを選ぶ!
・見た目が綺麗でキラキラしたものを選ぶ!
いかがでしたか?
知っていれば、簡単に見分けることができますよね。
これからは、より美味しい魚を頂きましょう♪
コメントはこちら ♪( ´θ`)ノ